酒は百薬の長!上手に付き合って健康的にお酒を楽しもう


4月は新年度が始まり、お花見や歓迎会などでお酒を飲む機会も多いですよね。「今月は飲みすぎたなぁ」と頭を抱えている方も多いのでは?

お酒は古来より「百薬の長」などと称され、多くの人に愛用されていきました。その歴史は古く、人間が絵や言葉による記述の方法を見つけるより以前からあったことが分かっています。しかし、一方で「万病の元」とされることもあります。飲み方次第で毒にも薬にもなるということですね。

どうすれば身体に良く飲めるのかを知って、長く美味しくお酒と付き合えるようにしていけるのが理想です。

お酒の意外なカロリー量?!健康的にお酒を飲むコツ!

アルコールで本当に太る?


お酒を飲むことによって、太ってしまったという話を聞くことはないでしょうか。私は幼少期から周囲にお酒を飲む人が何人かいて、身近な人がぼやいているのも度々聞いてきました。社会人になった今でも同僚や友人、知人が話題として取り上げるということを度々経験しています。

しかし、本当にアルコールを摂取することによって太るということがあるのでしょうか。

他の食べ物と同様にアルコールにも当然ながらカロリーが含まれているので、毎日たくさん飲むことによって太るという可能性は考えられます。しかし、アルコール自体に含まれているカロリーはそれほど高くありません。

アルコールは度数が上がるとカロリーも上がるといった相関関係にあるのですが、例えば度数があまり高くない5%の生ビールの中ジョッキ一杯で200Kcalほどだとされています。アルコールに強い人でも酔う中ジョッキ2杯を飲んだとしても400Kcalにしかなりません。

アルコールの中で糖質の含有量が比較的高いビールでこの程度で、糖質の含まれない焼酎やウイスキーは度数の割には低いということになります。

太る原因は多くの場合、一緒に食べるつまみなどであると考えられます。アルコールを飲むと気分が良くなり、食欲が増進されます。増進した結果飲まないときよりも多く食べてしまって太るということです。

「酒は百薬の長」であるために


最初に述べたように、酒は百薬の長とも言われます。お酒を万病の元とすることなく百薬の長として楽しんでいくにはどのような付き合い方をすれば良いのでしょうか。

お酒を飲んでいるとついつい気分が良くなってしまい、調子に乗って飲みつづけてしまったり、食べ過ぎてしまったりすることがあります。お酒を好んで飲む人であればほとんど誰しも経験することです。しかし、そのまま継続して飲み食いしていれば、カロリー摂取の面からも肝機能の面からも大きく負担をかけ続けることになります。

人間が一生に分解出来るアルコールの量は決まっているということも様々な研究から分かっていますので、長くお酒を楽しみたいのであれば、ほどほどの適量を心がけるようにした方が良いと考えられます。

具体的には、日本酒換算で一週間14合を超えないようにしましょう。つまり、一日あたり2合以上は飲まないように調節した方が良いですね。これは多くの人が毎日お酒を飲んだとしても肝機能を維持して一生続けることが出来る分量の目安です。

「休肝日」の設定


時には付き合いなどが重なり、飲酒量が増えすぎてしまうこともありますよね。たまに一日の分量を多少超えてしまうことは仕方ありませんが、毎日飲酒を続けていると肝臓は休む暇なく動き続けることになり、大きな負担となって疲弊しきってしまいます。

そこで、一週間に一日、あるいは二日はアルコールを全く飲まない「休肝日」というのを設けることがオススメです。休肝日を設けることで肝臓を休ませることが出来、疲弊しきってしまう心配が減ります。

また、一日2合までと考えていてもいつの間にかそれを超えてしまっていることもありますので、一週間の摂取量をコントロールできている人でも、予備日としての休肝日を設定しておくと良いでしょう。

肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれます。ある日突然動かなくなっては大変。日ごろから肝臓をいたわりながらお酒を楽しむようにしたいですね。

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