口臭は食生活から改善できる!
風邪でマスクをした時、他人の口臭を嗅いでしまった時、キスする前など、人間誰しも一度は「口臭」が気になったことはありますよね。
口臭というのは中々常に防ぐということは難しいものです。それは口臭の原因が肉体面だけでなく精神的な要素によっても発生しうるからなんです。
今回はそんな口臭のメカニズムをご紹介しつつ、食生活から口臭を防ぐ方法をご紹介させていただきます。口臭が気になっている方はぜひご覧ください。
口臭を治すには食生活改善が大事!
口臭の原因「腸内」
口臭の原因ですが、実は発生源は口だけではありません。
腸も口臭の原因となりうる場所なんです。マスクなどして口からガスのような臭いがするのなら、腸内口臭の可能性が高いですね。
腸内に悪玉菌がたまるとガスが発生しお腹が張ります。便秘などで腸に老廃物が溜まったままだとよりガスが溜まりやすく、ガスが食道を上がって口臭の原因になってしまいます。
これらの症状を緩和させる場合は食生活に「善玉菌」もしくは「食物繊維」を含んだ食品を摂取することが推奨されます。
やはり代表的なものはヨーグルトですね。善玉菌を増やすのならこの食品ほど適したものはありません。ヨーグルトのような発酵食品を食べて善玉菌そのものを増やすことも大事ですが、善玉菌の栄養となるオリゴ糖などを含むはちみつやバナナを摂取することも大事ですよ。
食物繊維は野菜やきのこ、穀類などから摂取できますが、おすすめは果物ですね。ヨーグルトと合わせて食べやすいですし、リンゴなど食物繊維豊富でおすすめですよ。
出来るだけ我慢せずにトイレに行ったり、運動をして消化を良くしたりすることも大事ですので、こちらも意識するようにしてください。
口臭の原因「口内」
次にですが、もちろん口臭の原因は口内にもあります。
口臭に直結する食品の代表格と言えばやはり「にんにく」ですよね。
味はアクセントをつけるのにとっても美味しいのですが、どうしても臭いが気になってしまう食品の代表格です。食べた後も胃の中に残りますから、翌日まで臭いが残ることもしばしば。
飴などを舐めて一時的に臭いを抑えても胃の中に残っていますから臭いが復活してしまうのがネックです。こういった臭いがキツい食品は事前に牛乳を飲んでおくと臭いを抑えてくれます。
そしてやはり口内の口臭の一番の原因と言えば「舌苔」ですね。疲れているなと思った日に舌をべーっと出してみると舌が白くなっていたりしませんか?それが舌苔です。
この舌苔が口臭の原因の一つですが、この舌苔は唾液の分泌が少なかったり、口呼吸などで口内が乾燥していると発生したりしやすい、わかりやすく言えばカビのようなものです。
舌苔ができる原因のうち、口呼吸に関しては意識をして治せばよいものですが、唾液の分泌量に関しては色々なことに注意しなくてはいけません。
大きな注意点としては「ストレスを溜めない」ことが挙げられますね。唾液の分泌量というのは自律神経の動きによって左右されるものですから、自律神経を乱してしまうストレスはコントロールしなくてはいけないわけです。
ただ、現代人は仕事で精神的なストレスを溜めがちですから、中々解消が難しいです。
そこで少しでも肉体的なストレスを軽減させるために食生活をこちらも見直す必要があります。
ポイントは体内で生成される脳内物質「セロトニン」です。これはストレスを緩和させたり、自律神経を落ち着かせたりする脳内物質で、トリプトファンを摂取することで体内で作られる脳内物質です。
このトリプトファンですが、色々なものから摂取することができ、寝る前に飲むと良いと言われるホットミルクなどがトリプトファンと言えば有名ですね。それ以外では緑黄色野菜やチーズなどの乳製品、赤身のお肉や大豆のような豆類、後はバナナやパイナップルのような果物にも含まれています。先ほども食物繊維という項目で上がっていたようにバナナなどおすすめですね。
といった感じに食品に関係した形で口臭の対策をご紹介しましたが、口臭というものは上記のように体調の変化で急に現れるもので中々毎日防ぐというのは難しいものです。極力元から断つ努力はした方が良いですが、時にはサプリメントなどに頼ってみるのも一つの手ですよ。色々なものを活用して、ぜひ口臭を改善してみてくださいね。