歯ぎしりの原因は?「ギリギリ」気になる癖の治し方

 

「歯ぎしり」とは睡眠時に歯の上下を擦り合あわせギリギリと音を鳴らす事で、
一般的にもよく知られている症状です。

音を鳴らさずに歯と歯を強く咬みしめることも歯ぎしりに含まれます。

歯ぎしりは意識的なものも無意識的なもののどちらも、医学的にはブラキシズムと呼ばれています。

歯ぎしりの起こる理由


歯ぎしりの原因やメカニズムについては全てが明らかになっている訳ではありませんが、
一般的にはストレス、飲酒、噛み合わせ、遺伝、交感神経活動の亢進、睡眠の浅さなどが
歯ぎしりの原因だと言われています。

日常生活でストレスを強く感じている方や、心に不安を抱えている方に
多くみられる症状だとされています。

歯ぎしりをすることによって、日常生活で解消出来ないストレスを
解消しているとも言われています。

歯ぎしりは、大人だけでなく子供でも起こることがあります。

子どもの歯ぎしりの原因についても現時点では特定されていませんが、2歳から5歳位の子供は
ストレスや噛み合わせなどが歯ぎしりの原因であると考えられています。

中でも、乳歯から永久歯に生えかわる成長過程の子供達は、歯ぎしりをすることで
噛みあわせを調整しようとしていることもあるようです。

歯ぎしりの問題点


歯ぎしりの原因にもよりますが、睡眠時の歯ぎしりなどは
誰かに言われない限り自分で気づくことが出来ないため、
歯ぎしりを実感しないままに生活を続けている方もおられます。

歯ぎしりの問題点はただ音が出ることだけではありません。
歯ぎしりを行うことによる歯にかかる力は、男女差はあるものの自分の体重くらい、
またはそれ以上の力がかかっています。

この強い力が歯に継続的にかかることで、歯が削れたり、ヒビが入ったり、
歯茎を傷めたり、歯根が割れてしまったりと、口内をボロボロにしてしまうことがあるのです。

また、歯ぎしりが原因で頭痛や肩こりを引き起こすこともあります。
歯ぎしりをすることで顎や歯に負担がかかり、顎から首にかけて筋肉が緊張することで
血の流れが悪くなってしまい頭痛や肩こりを引き起こすこともあるのです。

頭痛や肩こりの症状に悩んでいる人の中には、歯ぎしりが原因でこれらの症状が起こる場合もあるのです。

歯ぎしりの改善方法


歯ぎしりを改善するためには、歯科による治療や、
自宅で出来る改善方法、生活改善などがあります。

歯ぎしりの原因に合わせて歯ぎしり改善を目指しましょう。

・歯科で治療を行う場合
歯ぎしりの治療として歯科でよく行なわれている方法は、「スプリント(マウスピース)」と呼ばれる
口腔内装置を使用し、噛み合わせを改善する治療方法です。

スプリントを使用する事で、歯の摩耗や音を防ぐことも出来ますし、
就寝中の歯ぎしりによる顎周辺の筋肉の緊張を軽減することも出来ます。

歯ぎしりの原因や場合によっては、歯並びの矯正や歯を削ることにより
歯の噛み合わせを正し、歯ぎしりが起こらないように治療する場合もあるようです。

・セルフケアを行う場合
歯ぎしりを抑えるためのセルフケアの方法として、口の回りの筋肉をマッサージでほぐす方法があります。
口の周りの筋肉に対してマッサージを行い、筋肉をほぐすことで緊張状態にある口の周りの筋肉をリラックスさせ、
歯ぎしりの予防に期待ができるのです。

また、歯ぎしりの原因が生活習慣である場合、生活改善を行うことで歯ぎしりを改善することが出来る場合もあります。
例えば、飲酒が歯ぎしりの原因である場合、飲酒による睡眠の質の低下が歯ぎしりの原因となることもあるので、
飲酒を控えることで歯ぎしりを改善出来ることがあります。

生活習慣を見直そう


ストレスや精神不安が歯ぎしりの原因である場合は、精神不安となる原因やストレス解消法を見つけることで、
歯ぎしりが改善されることもありますし、リラクゼーション効果のあるものを生活に取り入れることで、
歯ぎしりが軽減・改善されることもあります。

歯ぎしりを機に生活習慣を見直してみましょう!

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