ダイビングってどう?健康との関係

そもそもダイビングって?

ダイビングとは、スクーバダイビングの事を一般的に指します。スクーバダイビングでは空気を詰めたタンクを使ってのダイビング(潜水)を行います。。これに対して息をこらえて行う潜水をフリーダイビング、地上からホースで空気を供給する潜水を送気式潜水(フーカー潜水)と呼びます。

ダイビングと健康の関係は?

代謝の増加


ダイビングで体重50kgの方が1ダイブ(約40分)に燃焼するエネルギー消費量は約250kcalと言われています。これはエアロビクスよりも高い数値です。
ではなぜダイビングがそれだけ脂肪を燃焼する量が多いかと言えば、一つは水中という運動抵抗が生じる場で、ひねりを含めた全身運動をしているからです。
そしてその運動の中で脂肪を多く燃焼する脚の筋肉を特に使います。また規則正しく、ゆっくりとした呼吸ペースも脂肪燃焼効果が高いことが実証されています。

・代謝率は通常の2~3倍

ダイビングをすれば水圧が脚を引き締めてくれることにより、カラダの下部に溜まりがちな血液は押し上げられ、血液の流がよくなります。
この力は深く潜れば潜るほど大きくなります。つまり、水圧の増加で脚がコンプレッサーとなり、血液はカラダ全体を循環し、心臓に戻りやすくなるのです。
これはむくみや冷え、新陳代謝を助ける効果があります。
ダイビングの代謝率は他のスポーツと比べ2~3倍も高いそうです。

持久力&免疫力のUP


水中では水圧によって肺の容積が小さくなります。
その小さな状態で大きく吸うための筋肉、いわゆる呼吸筋が盛んに働きます。これが呼吸筋の鍛練になり、肺機能の向上につながります。
この機能が上がると、深くゆっくりとした呼吸でたくさんの空気を出し入れするようになり、普段使っていない肺のすみずみまで酸素を送り込むようになります。
そして普段の生活でも酸素をしっかり取り入れられるようになっていき、持久力が高くなります。
つまり長時間動いても疲れにくい体質に変わるのです。

また、リンパは人間の免疫にかかわる器官。リンパ液がリンパ管やリンパ節を流れることで免疫機能が働きます。
ダイビングをすれば水圧による脚のコンプレッション作用で、血液と同様にこのリンパ液の流れも改善してくれます。

心臓機能のアップ?!


水圧によって血液が上半身へ押し戻されると、心臓や肺へ送られる血液量が増えます。
すると体内のセンサーが働き、「心房性Na利尿ペプチド」 というホルモンが分泌され、心臓が強くなると言われています。
これは心臓壁が厚くなるような心肥大の予防にもつながります。
普段の生活では心臓を強くする場面があまりありませんので、ダイビングで心臓も強くなるんですね!

また、「心房性Na利尿ペプチド」にはは血管を拡張する作用もあります。すると末端の血管にもスムーズに血液が巡るようになり、心拍数が低下し、さらには血圧も下がってきます。
ダイビングすることを慣習にすると、ホルモンが定期的に分泌されることで平時の血圧も下がってきます。
高血圧予備軍の方にとって、ダイビングは「高血圧症」の予防にもなるのです!

精神的な作用&インナーマッスルを鍛える!


陸上では常に重力に抵抗して背中側(広背筋や大臀筋など)の抗重力筋が働いています。
そしてこれらの大きな筋肉は使いすぎると固くなり、腰痛や肩こりの原因になります。
水中では浮力が働き、この抗重力筋を弛ませることができます。それにより血管が広がって、栄養も行き渡ることで、腰痛や肩こりの痛みが緩和されることもあります。そして凝り固まった筋肉の柔軟性を高め、関節の可動域も広がります。すなわち水中では身体の緊張が取れることで、ダイバーは肉体的にも精神的にもリラックスできます。

また、陸上での大きな筋肉の出力を100とすると、水中ではその半分になります。
その分、水中では大きな筋肉に代わって関節の周りの小さなインナーマッスルがしっかり働きます。
この筋肉が使われる運動を関節授動運動と言いますが、水中では効率よくその運動ができます。
水中でリラックスしてゆっくり泳げば泳ぐほど、大きな筋肉は働かず、インナーマッスルを鍛えることができます。

さいごに


ダイビングっていろんな効果があるんですね。陸上でお手軽に始められるものではありませんが、セラピー効果や脚痩せの効果もあるので、
マリンレジャーとしては見逃せないところですね。
ダイビングスーツの種類によっては年中楽しめるので、意外と長続きもするようですよ!
興味がある方はぜひやってみてください!

LINEで日々の健康に役立つ情報を配信中!

ボタンをクリックして友だち追加しておいてくださいね!
 
友だち追加