やりすぎ注意?耳掃除で気を付けたいこと

耳掃除、みなさんはどれくらいの頻度でしていますか?
耳の奥を優しく掃除するのは気持ちがいいですよね。
耳垢がごっそり取れた時なんかも、独特な達成感に包まれます。

くすぐったいような気持ちよさがついつい癖になってしまうという人は少なくないでしょう。

しかし、耳掃除を短い期間の間に何度もやると、実はかえってトラブルの原因となってしまう可能性があるのはご存知でしょうか?

今回は耳掃除と耳垢の関係についてご紹介していきたいと思います。
耳掃除が好き! という方も、ぜひ一度、最後までご覧ください。

耳掃除のやり過ぎはトラブルを引き起こす原因になるかもしれません

耳垢の大切な役割


耳垢というと、なんだか耳に溜まった老廃物というイメージを持ってしまいますが、耳垢には耳を保護するという重要な役割を持っているのはご存知でしょうか?

その重要な役割というのは、耳の抗菌・保湿作用です。

耳の奥は非常にデリケートで、外部からのウィルス等に非常に弱いのです。
そこで、耳の奥を守る為のバリケードの役割を果たすのが耳垢です。

耳垢は耳の穴から入り込もうとするウィルスをキャッチし、奥まで侵入させないようにしているのです。

また、耳垢には保湿作用もあり、耳の中を乾燥させないようにするだけでなく、キャッチしたウィルスを活性化しないようにする効果もあります。

耳垢はウィルス等だけではなく、小さな虫等の侵入も防いでいます。

「でも耳垢は溜まる一方じゃないの?」

確かに、耳垢は溜まりますが、耳垢は自然と耳の外側へ向かうようになっているのです。
体を動かしたり、咀嚼をしたりすることで、どんどん耳の外側へと押し出され、日常生活の中で自然と排出されるようになっています。

耳にとって必要な耳垢を取り除いてしまうと、バリケードの効果を得ることができなくなります。
また、耳掃除をする時に使用する耳かきや、綿棒で耳垢を耳の奥へと押し込んでしまうのです。

それにより、耳垢がキャッチしていたウィルスも耳の奥に運び込まれてしまい、感染症等のトラブルを引き起こしてしまう可能性があります。

他にも、耳の奥に耳垢がたまることで難聴になってしまったり、綿棒や耳かき等で鼓膜や耳の中を傷つけたりしてしまう可能性もあります。

耳を綺麗に保つはずが、かえってトラブルを引き起こしてしまうなんてことにならないよう、耳掃除をする時の2つのポイントを押さえておくと良いでしょう。

 

耳掃除の注意点


耳掃除に関して注意しておきたいポイントは頻度とやり方です。
2つのポイントを押さえて、その耳垢は取り除いてもいいものなのかどうかを判断しましょう。

まず、耳掃除を適切な期間は1、2か月に1回程度でよいとされています。
「毎日お風呂上りに耳掃除をしている」
という方は注意が必要です。
また、お風呂上がりの耳掃除は、耳の中の肌が弱っている為、綿棒等で傷つきやすくなっています。

次にやり方です。
耳掃除が好きな人は、耳掃除をしていて一番気持ちいい場所が、耳の中に存在していることに気が付いているかと思います。

しかし、その場所は取り除くべき耳垢がある場所ではありません。
取り除いても良い耳垢がある場所は、正面から見て、綿棒の先が約1cm見えなくなる所までです。

それよりも奥に入れてはいけません。
先述のように、耳垢を奥に押し込んでしまうことで、耳のトラブルの原因になる可能性があるからです。

以上が耳掃除をする際に押さえておきたい2つのポイントです。
耳掃除が大好きという人も、トラブルを防ぐ為にも、過度に耳掃除をせず適度な間隔で耳掃除をすることを意識してみましょう。

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