ナスの秘めたるパワー「アントシアニン」の秘密をご紹介!

皆さんナスはお好きですか?
ナスと言えば焼いてよし、煮てよし、揚げてよし、と色々な食べ方で美味しい野菜の1つです。油をよく吸収する性質から豚肉などと炒めると肉の油を程よく吸って美味しくなりますよね。

そんなナスですが、ナスはどんな栄養素を持った食材か、皆さんは知っていますか?
野菜は身体に良いと漠然としたことは知っているけど、ナスに具体的にどんな栄養素が含まれているか、あまり意識して食べている人は少ないと思います。

せっかく美味しい食材で皆さんもよく食べているのですから、この機会にぜひナスの秘めたる栄養について知ってみませんか? 今回はそんなナスの栄養をご紹介させていただきます。

ナスの秘密はアントシアニンにあり!

ナスの栄養は実は……


ナスが含んでいる成分はビタミンやカルシウム、鉄分など体に必須な栄養素をいくつかありますが、どれもそれほど多く含まれているわけではありません。

さらに低カロリー低タンパクなので、栄養価的にもそれほど高くありません。逆に言えばダイエットをしている方には低カロリーで健康に良い成分を摂取できるので、2重の意味で美味しい食材と言えますが。

ではあまり食べても栄養的には意味のない食材なのか? と思ってしまいますが、答えはNOです。ナスにも特徴的だと言える代表的な栄養素があります。
それは「アントシアニン」です。

皆さんはアントシアニンという成分をご存知でしょうか?
アントシアンというのはポリフェノールの一種で、ブルーベリーカシスなどに多く含まれている成分です。

ブルーベリーやカシスでピンと来た人もいるかと思いますが、このアントシアニンの主な効果は「目」に関するものになります。よくブルーベリーを食べると目がよくなるなんて言いますよね。

ですが、残念ながらブルーベリーにしろ、ナスにしろ、アントシアニンを摂取したからといって、一度下がった視力が回復することはほとんどありません。

あるとすれば、眼精疲労による視力低下の場合は下がった視力が回復する可能性があります。アントシアニンは特に目の疲労に効く成分を持っていますから、眼精疲労などで一時的に低下した視力は回復することもあります。

このアントシアニンですが、具体的にどんな役割があるのかと言いますと、太陽から発せられる有害な紫外線を防ぐ役割を持っていて、人間の肌にあるメラニンに似た働きを持っています。

なぜ紫外線を防ぐ必要があるのかと言いますと、紫外線は過剰に浴びてしまうと細胞が破壊されてしまう可能性があるからです。そこでナスは、青黒い色をすることで紫外線を皮の時点で吸収して果実まで届かないようにしているのです。
ですからブルーベリーやカシスなども同じように皮の色が青黒い色をしているわけです。

そんなアントシアニンですが、目の疲労を回復させるだけでなく、抗酸化作用によって血の巡りを良くして動脈硬化高血圧を予防する効果もあります。

活性酸素というのはストレスや睡眠不足、ジャンクフードのような体によくない食事など様々な要素から体に増える有害物質です。免疫力の低下や肌の老化などを引き起こす物質なので、美容に気を使っている方は特に注意したいものです。

そしてアントシアニンはこの厄介な活性酸素を除去する力を持っています。ですのでナスは健康目的だけでなく美容目的にも向いている食材というわけなのです。

その他、ナスは夏野菜ですから身体を冷やしてくれる特徴があります。
夏場など夏バテしやすい時期にはぜひナスを食べて体温を下げたいですね。
逆に少しずつ冷え込んできてあまり身体を冷やしたくない秋などはあまり多く摂取したい食材ではありません。

秋と言えば秋なすが美味しいですから、ついつい食べたくなってしまいますが、体を冷やしすぎては体調を崩してしまいます。

「秋ナスは嫁に食わすな」ということわざも昔からあったりしますから、ナスの食べすぎにはくれぐれも注意してくださいね!

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