意外と知らない！温泉がもたらす効果
みなさんは普段入浴する時、しっかりと湯船に浸かっていますか？ゆっくりと湯船に浸かることは、リラクゼーション効果があるので深く眠ることができるようになります。しかし実際には、シャワーだけといったようにちゃちゃっと済ませてしまう人もいるのではないでしょうか。しかし先ほども言ったように、ゆったり湯船に浸かることはとても良いことです。みなさんも時間があれば、温泉にでも行ってゆっくりと体を温め、その疲れを癒やしたいと思っているはず。今回は、温泉がもたらすさまざまな効果についてお話していきますよ！
温泉法とは？
私たち日本人にとって『温泉』というのは、非常に長い付き合いで身近な存在でもありますよね。しかし温泉の定義って何？と聞かれたら、案外答えるのは難しかったりしますよね。温泉は、まず地中から湧いて出る温水・鉱水・水蒸気・その他ガスのことを指します。温度としては25℃以上のものが温泉です。もしくは指定されている物質を含んでいれば温泉として定義されるみたいですよ。
その指定されている物質としては、『遊離炭酸、リチウム、ストロンチウム、硫黄成分、メタケイ酸、炭酸水素ナトリウム、ラドン、ラジウム塩』などが一定量以上含まれていることが条件とされています。それぞれ肌がつるつるになる成分や温泉らしい独特の香りがする成分などさまざまな特徴を持っています。
このように温泉によっては含まれる成分が異なり、そしてその成分による効能もさまざまなのです。では、どんな効果があるのでしょうか。
いろんな泉質・いろんな効果
温泉にもいろんな成分が含まれているわけですが、その成分がもたらす効果にはどのようなものがあるのでしょうか？よく言われているのは、疲労回復や健康増進、筋肉痛・関節痛の緩和などが挙げられます。こういった症状に対しては、基本的にほぼすべての泉質で効果が期待できるそうです。しかしこの他にも、泉質によっていろんな効果を得ることができますよ。
単純温泉
まずは、単純温泉について。これは、PH8.5以上のアルカリ性単純温泉と呼ばれるものです。刺激はそれほど強くなく、どちらかと言えばマイルドと表現できます。入浴することで、不眠症やうつ状態、自律神経不安定症などに効果があるとされています。
全国的に知られている温泉の多くは、この単純温泉となっています。例えば、下呂温泉や由布院温泉郷、鬼怒川温泉、水上温泉などが挙げられます。
塩化物泉
塩化物泉の特徴としては、保温効果や循環効果があるということ。これは、皮膚に塩分が付着することが理由です。塩化物泉は入浴することで、皮膚の乾燥や冷え性、切り傷などに効果を発揮します。他にも、末梢循環障害やうつ状態にも効果的だとか。ちなみに飲用であれば、便秘や萎縮性胃炎にも効果があるそうです。
塩化物泉の代表的な温泉としては、熱海温泉や指宿温泉、湯河原温泉、秋保温泉などが挙げられます。
酸性泉
酸性泉は、酸性が強いところだと浸かった時に少ししみることがあります。また殺菌力が強いというのも特徴です。そのため、アトピー性皮膚炎や表皮化膿症、耐糖能異常、尋常性乾癬症などに効果があります。
代表的な酸性泉の温泉としては、草津温泉や大涌谷温泉などが挙げられます。
硫黄泉
温泉といえば硫黄の香りをイメージする人も多いのではないでしょうか。そんな硫黄泉の特徴は、殺菌力が強いという点です。アトピーの原因物質や表皮の細菌を取り除く効果があります。当然、アトピー性皮膚炎を始め表皮化膿症、尋常性乾癬症、慢性湿疹などに効果があります。
代表的な硫黄泉としては、須磨温泉、日光湯元温泉、芦之湯温泉、野沢温泉などが挙げられます。
他にもいろんな泉質がある
いくつか泉質について紹介しましたが、この他にもさまざまなものがあります。ザッと紹介すると『炭酸水素塩泉』『硫酸塩泉』『二酸化炭素泉』『含鉄泉』『含ヨウ素泉』『放射線泉』などが挙げられます。ちなみに別府温泉郷や有馬温泉、蔵王温泉、登別温泉などは、いろんな泉質を含んでいる温泉です。
このように泉質によってさまざまな効能を得られる温泉ですが、必ずしも1日行ったからといってすぐに効果が出るというわけではありません。それでもリフレッシュ効果・リラクゼーション効果は実感できることでしょう。確かな効果を得たい場合は、2～3週間は療養期間として設け、ゆっくりと温泉に浸かるようにしましょう。
ゆったりと湯船に浸かることも、ストレス解消などに繋がり健康的です。しかしそれだけではなく、しっかりとバランスの良い栄養を摂っていくことも大切です。みやびのオンラインショップでは、さまざまな健康食品やサプリメントを取り扱っています。ぜひチェックしてみてくださいね。
