「難消化性デキストリン」を使って、これまでのダイエットを変えましょう!
「難消化性デキストリン」…難しそうな話が始まりそうですが、そんなことはありません。
難消化性デキストリンとは、人間が持つ消化酵素では消化されにくいでんぷんのことで、とうもろこしから作られています。
特定保健用食品(トクホ)の有効成分としても実績があり、様々な健康効果が確認されています。「脂肪と糖の吸収を抑える」といったキャッチコピーのお茶などに含まれていますので、機会があればラベルを確認してみてください。
ダイエットの強い味方!?「難消化性デキストリン」とは?
難消化性デキストリンの効果
難消化性デキストリンの特性は、文字通り消化されにくいということにあります。
腸の中での栄養の吸収を抑制する効果があり、特に糖分の吸収を抑えます。同じような効果を出すものに食物繊維がありますが、難消化性デキストリンも食物繊維の一種です。
ところが、他の食物繊維と違いミネラルの吸収を阻害しません。そのため大切なミネラルの栄養素は体に取り入れながら、カロリーの大きな糖分だけ吸収を抑制するということが可能です。
身体に吸収される糖分が減るため、蓄えられている糖分が全て使われれば、次のエネルギー源である脂肪の燃焼が始まることになります。つまり、ダイエットの効果が期待できるというわけです。
しかも、吸収を阻害するのは糖分だけですので、食事の内容は偏った内容にならなければ普段通りで問題ありません。
また食後の中性脂肪や血糖値の値が急上昇することを防ぐという効果もあり、体の内側からも健康になるような効果があります。
そして、食物繊維と言えば便秘解消が有名ですが、難消化性デキストリンも同様の効果が期待できます。
難消化性デキストリンの摂取目安量とおすすめの摂り方
難消化性デキストリンの摂取目安量は、必要としている目的によって異なります。
お腹の調子を整えることが目的の場合には3~8g。
食後の血糖の上昇を抑えたい場合には4~6g。
食後の中性脂肪の上昇を抑えたい場合、脂肪の多い食事をとる時などは5gが目安となっています。
摂取量に関しては、最初は少量から始め、効果が感じられなければ徐々に増やしていくようにします。最初から大量に摂取してしまうと、効果が強すぎてお腹が緩くなりすぎてしまうことがあるからです。
難消化デキストリンは特定保健用食品にも効果が認められた素晴らしい成分ですが、摂取する量は効果の具合や体調を見ながら、自己管理することが大切です。
冒頭にご紹介したように、難消化性デキストリンはお茶やコーラなどで手軽に摂れるようになっています。くれぐれも過剰摂取に注意して、健康維持のために上手に活用してくださいね!