疲れているのはあなただけじゃありません!「プチ断食」で胃腸を休ませよう!!
「断食」と聞くと、食べ物も飲み物も口にすることなく何日も過ごすという修行のようなイメージを持つ人が多いかもしれません。
イスラム教の「ラマダーン」や仏教の「荒行」などが有名ですね。
とはいえ、断食はそんなに縁遠いものではなく、一般人も参加できる断食修行を開いているお寺や、ダイエット目的のファスティング合宿を開催している団体もあります。
「費用も掛かるし、何より辛そうだしなぁ…」
とお悩みの方は、今回ご紹介する「プチ断食」に挑戦してみてはいかがでしょうか?
「プチ断食」は1~3日の間、飲み物だけを飲んで食事をガマンする断食方法のことです。ダイエット効果はもちろん、腸がきれいになりデトックス効果で美容や健康にも良いとされています。
乱れた食生活で疲れきった胃腸を労わってあげましょう!
ちょっとした工夫でできる!プチ断食について
プチ断食による効果
プチ断食によって食べ物が身体の中に摂取されなくなると、腸を十分に休息させることができます。
これによって、消化に使われていたエネルギーが、血液の循環や代謝に使われることとなり、腸にたまった老廃物が排出されて腸がきれいになるのです。
そして、摂取カロリーが少なくなることにより、体がエネルギーを得ようと蓄えていた脂肪を積極的に燃焼させようとするため、ダイエットにも効果があります。
脂肪に多く蓄積している化学物質や金属などの有害物質も一緒に分解されて排出されることから、デトックス効果も高いと言われています。
また、内臓の働きが良くなることで血液の巡りも良くなるので、冷え性や肩凝りなども改善するといわれています。
プチ断食のやり方と注意点
プチ断食を始めるにあたり、まずは自分自身の体に、これから断食をするということを知らせるために準備期間を設ける必要があります。
断食を始める前日から少しずつ食事の量を減らしていき、夕食の量をいつもの半分ほどに減らします。食事の内容も、胃腸に負担の掛かりすぎる肉類や脂っこいものは避けるようにします。
断食期間中は固形物を摂取することなく、飲み物だけで過ごします。この期間は脱水しやすいので水分補給は特に重要です。
断食終了翌日が一番大切だともいわれている回復期です。
朝から固形物を食べても特に問題はありませんが、それまで断食をしていたのに急に固形物を体の中に入れてしまうと、体が対応しきれなくなってしまう可能性があります。
おかゆやスープなど、胃腸に負担の掛かりづらい食事を選び、少しずつ自分の体の様子を見ながら普段の食事に戻していくようにしましょう。
脂っこいものはなるべく避け、少しずつ食事の量を増やしていくことがポイントです。普通の食事の量に戻すためには、二日ぐらいかけるつもりで食事の量を増やしていくと考えておくとよいでしょう。
また、断食中に吐き気や頭痛など身体の不調が現れた場合には、無理せず断食を中止することも視野に入れておきましょう。
プチ断食を開始する時期も重要です。断食をしながらお仕事をこなすのはとても大変ですので、週末や連休など、まとまった休みが取れるタイミングで、余裕をもってチャレンジしてみましょう!