健康の秘訣は浸透圧の意識!?

 鮮やかな緑のアロエベラ
みなさんは「浸透圧」という言葉をご存知ですか? 

学生の頃に理科、あるいは生物の授業で学んだ言葉ですが、実はこの浸透圧の考え方は健康への配慮をする時や、体調を整える時の考え方として非常に役に立つ知識なのです。

頭の良い人は浸透圧で健康管理している!?
そんな浸透圧と健康についてご紹介していきます。

健康の秘訣は浸透圧!?頭の良い人が健康について考えると……?

色とりどりの食材

浸透圧と健康

そもそも浸透圧ってどんなものだったか、みなさんは覚えていますか? 
筆者も遠い昔のことなので、うろ覚えでした……。
改めて、浸透圧とはなんなのかについておさらいしてみましょう! 
細かい部分まで書き始めると膨大な量になってしまうので今回は簡単に説明したいと思います。

【半透膜について】
人間の細胞には細胞の中にある水分や核を守るための細胞膜があります。
この細胞膜の役割はもう1つあり、細胞を維持する為に必要な酸素や二酸化炭素、グルコース等の一部の栄養素のみを細胞の内側と外側を移動させることができるフィルターのような機能を持っているものです。

【浸透圧とは】
半透膜で仕切られた細胞の内側と外側の液体の濃度を整える為に水分が移動する力のことを指します。

例えば細胞の外側を流れる血液の塩分濃度が高くなった場合、細胞の内側の水分が外側の血液に流れていくことが浸透圧だと言えます。

食べ物の例ですと、身近なものとしては漬物などが浸透圧を利用している食べ物ですね。
暴食するおばさん

濃度が高いものを避けた食生活を

上記で血液の濃度が高くなると細胞の内側の水分が減ってしまうお話をしました。
細胞の水分が減ってしまうことは即ち体内の水分が減ることになるので、肌の乾燥やドライアイ、喉の渇きや口の中の乾燥につながります。

それではそれを避けるために気を付けなければならないのは血液の濃度が高くなることを避ける必要があります。
人間の食生活の中で血液の濃度を多く摂取してしまうもの……それは塩や砂糖を多く使用した食べ物です。

美味しいこってりラーメンのスープをついつい最後の1滴まで飲み干していませんか? 
サラダにドレッシングをたっぷりかけていませんか? 
特に男性には人気が高い濃い味の食べ物は浸透圧に大きく作用する塩分・糖分の濃度が高い食べ物だと言えるでしょう。 

他にもさわやかで美味しい炭酸飲料や、あま~いコーヒー牛乳等も濃度の高い食べ物ですよ。

「美味しいんだから食べたい!」
「好きだからやめるのなんて無理!」

と思う方もいらっしゃるかもしれません。
筆者自身もそうです。
濃度の高い飲食物を摂取しないことが一番なのですが、水分補給をするようにしましょう。


【水分補給が大切】
1日に人間が必要な水分は男性の場合約3リットル、女性の場合は約2リットル強だと言われています。

こまめに水分をとっておけば多少濃い食べ物を食べても内蔵への負担を軽減することができます。

稀にペットボトルのミルクティーやコーヒー牛乳を飲んで水分補給だと言っている人が居ますが、喉の渇きを潤すことができるのは飲み物を口にしているその瞬間だけです。
浸透圧のバランスを整える為に濃度が0である、ミネラルウォーターを飲むように心がけましょう。

【健康の為には細胞の内と外のバランスが大切】
浸透圧から考える健康についてご紹介しました。
ここで気づいている、浸透圧について思い出している方も居るかと思いますが、人間に必要なのは水分だけではなく、塩分も必要ですよね。

なぜ塩分が必要になるかご説明します。
上記でご紹介したのは血液中の塩分濃度が高くなった結果、細胞内の水分が減ってしまうという現象でした。

では逆に、血液中の塩分濃度が低くなると、血液の濃度よりも細胞内の濃度が高くなってしまい、血液中の水分が細胞内に流れてしまうのです。

そうなると、血液中の水分がなくなってしまい、脱水症状を起こしてしまうのです。

いかがでしたか? 
少し複雑なお話になってしまいましたが、浸透圧を意識することは体内の水分と塩分のバランスを意識することにつながるのです。
ぜひ皆さんも日常生活の中で、ふと浸透圧を思い出してみてくださいね。

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