自律訓練法で身も心もリラックス


仕事の毎日、なかなかお休みが取れないという日もあるかと思います。
現代社会で健康的な生活を送るためには、体の健康だけでなく、内面的にも健康でいる必要があります。

今回はそんな疲労が積み重なった心身をリラックスさせる方法、自律訓練法について紹介したいと思います。

身も心もリラックス!自律訓練法で健やかな日々を送りましょう

自律訓練法の効果

自律訓練法を施せば、全身をリラックスさせることができます。
全身をリラックスさせることができれば、副交感神経が活性化し、血行が良くなったり、疲労回復が高まったりします。

また、全身をリラックスさせることで、内面的にも効果が表れ、心が穏やかになり、イライラやストレスを解消したり、集中力を高めたりすることができるのです。

自律訓練法にチャレンジして、心身のリフレッシュをしてみましょう。

自律訓練法でリラックス

「休んでいるのに仕事のことを考えてしまう。」
「しっかり寝たはずなのにずっと眠い。」
「なんだか体が重い。」

忙しい毎日の中でも、なんとか体は休める時間を確保しているはずなのに、疲れがなかなか取れないという状況。
これは体だけでなく、内面的にも疲れが溜まっている可能性があります。

自律訓練法にチャレンジして、心身ともにリラックスさせてみましょう。

◆準備◆
リラックスする為にはリラックスできる場所、リラックスできる服装が理想的です。
自律訓練法は慣れる必要がありますので、初めてする場合はリラックスできる状態を作りましょう。

リラックスできる環境を整えたら、仰向けになって横になりましょう。
この時、自分が普段寝ている環境(枕を使用する等)に近い状態を作るとさらに効果が得られやすくなります。

両腕両足を少し開いて少し「大」の字になって、ゆっくりと目を閉じましょう。
開いているようで開いていないような、そっと閉じる状態がちょうど良いでしょう。

自律訓練法は医師の指導の下で行われますが、自分でできる分野というものがあります。
それが「背景公式」、「第1公式」、「第2公式」、最後に「消去動作」です。

自律訓練法をするにあたり、初めはうまくできないことが当たり前だと言われています。
できないからと焦らず、何回か挑戦することで実感できる効果が得られるようになります。

それぞれの方法について紹介します。

◆背景公式◆
「心が穏やか」

と心の中でゆっくりと繰り返し唱えましょう。
ここで気を付けて頂きたいのが「心が穏やかになる」という風に自発的な言葉で唱えると十分にリラックスできなくなるので、自然と穏やかになるような受動的な言葉を使用しましょう。

まるで寝ているかのような心地の良い気分になれれば成功です。

◆第1公式◆
気持ちが落ち着いてきたら手足の重さを感じる状態を作ります。
まずは利き腕(今回は右腕)に意識し、

「右腕が重い。」

と心の中でゆっくりと繰り返しましょう。
この工程の重くなるというのは腕の上に重りを乗せられるというよりも、手の力を全て抜き、手だけの重量を感じるという重たさです。

これを利き手、逆の腕、利き足、逆の足という順番で同じように繰り返しましょう。

◆第2公式◆
手足の本来の重さを感じるようになれば、今度は手足を温める工程に入ります。
第1公式と同じように、今度は

「利き腕が温かい。」

とゆっくりと繰り返しましょう。
これも先ほどと同じような順番で行いましょう。

じわじわと温かさを感じられれば成功です。

◆消去動作◆
第1公式、第2公式で得たリラックス状態を解消する為の動作です。
これをやらなければ、高度なリラックス状態を生活の中でも引きずってしまいます。

・両手を強く握りしめ、パッと開く。
・大きく伸びをする。

この動作を繰り返してリラックス状態から目覚めましょう。

異常が自分でできる自立訓練法の一連の流れです。
疲れた体にムチを打って、栄養ドリンクを飲んで、体が限界になる前に、自律訓練法でリラックスしてみましょう。
自分の生活を冷静に見直すこともできるはずです。

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