もしかして皮膚むしり症?自分の体を傷つけない為に予防しましょう! 

SNSを中心に話題となっている皮膚むしり症。
「これって自分じゃない?」
と、ただの自分の癖だと思い込んでいた方が多いように見受けられます。

数年前に正式に病名がつき、病気として取り扱われるようになりました。
この皮膚むしり症はいったいどのような症状なのでしょうか?
そして、これを予防するにはどうすればいいのでしょうか?

皮膚むしり症を予防してコンプレックスを解消しましょう

皮膚むしり症の症状


SNS上で話題を呼んでいる皮膚むしり症。
小さい頃からずっと続けている人や、皮膚をむしったり、爪を噛んだりすることがやめられないという人が多く見受けられます。

数年ほど前までは正式な病名がなく、その為に治療するという概念がなかった病気です。
それがついに皮膚むしり症という病名がつき、治療の対象となったのです。

皮膚むしり症の症状は主に、自分の皮膚をひっかいたり爪をむしったり、デキモノをむしり取ることが挙げられます。

この症状を繰り返していると、やはり体は傷つきますし、ケガをします。
出血を見たり、痛みを感じたりして、むしる行為を減らそうとしますが、結局やめられないというのが、この皮膚むしり症です。
皮膚むしり症の本人は不本意なので、この症状に悩まされているのです。

皮膚むしり症になってしまう原因は、生活している環境が影響しているとされています。
その環境というのは、ストレスが「ない」生活環境です。

結婚や就職、引っ越しなどのイベントや生活に変化をもたらすような刺激がある環境では発症しないとされています。
逆に、生活環境が安定し、刺激がない、やることがないという環境になると発症してしまうケースが多いと言われています。

生物にとって、この「何もすることがないストレスフリーな状態」というのは逆にストレスとなってしまうのです。
なにもすることがないので、暇つぶしのような感覚で皮膚をむしったりしてしまうのは皮膚むしり症だと言えるでしょう。

さらに、この症状は病気という感覚が持ちにくいというのが特徴的です。
SNSでも多くの人が、自分の行為が病気ではなく癖だと認識していたというコメントが寄せられています。

たしかに一見、癖のように見えますが、
「誰かに見られるのが恥ずかしい」
「日常生活に支障が出る」
という、やめたいのにやめられないという状態が続くのは皮膚むしり症の可能性が高いと言えるでしょう。

皮膚むしり症の人の年齢層には偏りはなく、様々な年齢層でみられ、特に思春期から青年期にかけての発症が多いようです。
皮膚むしり症になりやすい特定の遺伝子がわずかながらあると言われており、親や兄弟に強迫症等の症状を持っている人が居れば、皮膚むしり症になりやすい体質を持っていると推測されます。

やめたいのにやめられない。
そんな皮膚むしり症を予防、改善する為にはどのようにすればいいのでしょうか?

皮膚むしり症を予防しましょう


皮膚むしり症を予防する為には、まず自分が皮膚むしり症にどれだけの影響を受けているかを把握するようにしましょう。
なにも刺激がないストレスフリーな状態で発症してしまうのなら、適度なストレスを与えることで改善を見込むことができます。

1日の間に皮膚むしり症の症状にどれだけの時間を費やしたのか、スマートフォンのストップウォッチなどで測ってみましょう。
どのような状況で皮膚むしり症が発症し、どのような状況なら皮膚をむしらずに居られるのかを把握しておくことで、自分の行動パターンを明確にすることができ、予防につながります。

また、家族や友人など、協力者がいるのであれば、その人たちに自分の症状を予防できるように監督してもらうようにしましょう。
誰にも見られない環境では、症状を起こしてもすぐに隠すことができるからです。
周囲の人に打ち明け、見守られている環境であれば、皮膚むしり症を予防することができるのです。

今回は自分で改善する方法を紹介しましたが、より確実に改善する為にはやはり病院で診断してもらうことが最善です。
「もしかしたら自分も……」
と、心当たりのある方は、ぜひ一度診断してもらってみてはいかがでしょうか?

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