静電気体質は食生活で改善できる?
乾燥する冬の時期になると「静電気」が酷くなるという方っていらっしゃいますよね。
静電気は単に暖房器具を稼働させているから肌が乾燥して起きやすくなっていると思われがちです。もちろん間違いではありませんが、原因はそれだけではないんですよ。
静電気は体質で起きやすい場合もあるんです。体質改善をすれば静電気を抑えることができます。今回はそんな困り種である「静電気」についてお話させていただきます。
静電気は体質が原因?体質改善で静電気対策
冬の大敵、静電気
静電気といえば金属性のもの、特にドアノブなど触った時になどバチッときて嫌になりませんか? 誰かと手が触れ合いそうになっただけでもバチッときてほんとうんざりしますよね。ピリッぐらいならまだしも、あれが結構痛いんです。
静電気といえば乾燥が原因で体に溜まりやすいものですが、じゃあ部屋が乾燥しないようにしよう! と思っても自宅ならまだやり方がありますが、職場や学校だと暖房を勝手に切るわけにはいきませんし、中々自分の力ではどうしようもなかったりしますよね。
壁に触れたりして放電させるという方法もありますがそれも一時しのぎですし、そんなこと頻繁にしてられなかったりもしますよね。定期的にスプレーなどで水を吹きかけてもいいですが、これも静電気体質の方だと焼け石に水程度の効果です。
ではどうやって対策していくのか? そこで出てくるのが食事改善です。もっと言ってしまえば「乾燥肌改善」です。
静電気体質の改善方法
静電気と乾燥は切っても切れない縁です。静電気が発生すると体内では実はカルシウムやミネラル、ビタミンなどが流れ出してしまうこともあります。筋肉が硬直することで肩こりや貧血など健康に被害が出ることもあります。
特にハウスダストなどが苦手でぜんそくなど持っている方は静電気体質は大敵です。
静電気は浮遊しているほこりやダニなどを吸い寄せてしまいます。皮膚接触による疾患の恐れもあるので、できるだけ起こさないようにしたいものです。
静電気体質に効果的な成分としては「カルシウム」と「ナトリウム」があげられます。
これは体を弱アルカリ性に保つことで、静電気で崩れたイオンバランスを保つことができるからです。血液がどろどろとしている方は特に注意が必要です。
カルシウムやナトリウムは主に牛乳やにぼし、ナッツ類、大豆などがあげられます。
ミネラルを摂取することも静電気を中和するのに役立ちますので、ミネラルウォーターを飲むと乾燥肌も抑えられて効果的ですよ。
肌の乾燥を抑えるには、皮膚や粘膜などのうるおいを保つ「ビタミンA」、乾燥肌の炎症を抑え代謝を活発にする「ビタミンB」、乾燥を防ぐためのコラーゲンの生成を促す「ビタミンC」、血行を促進し代謝を活性化させる「ビタミンE」の4つのビタミンが特に重要です。
逆に食べるとあまりよくない食べ物ですが、それが実は炭水化物なのです。これは炭水化物に含まれる糖質や脂質は肌の代謝に必要なビタミンB群を消費してしまうからです。ダメとは言いませんがビタミンBの摂取量が少ないのに炭水化物を食べすぎるのはよくありませんので、バランスよく摂るようにしてくださいね!
他にも冷たい飲み物はよくありません。冬に冷たい飲み物を飲むことは少ないかと思いますが、アイスなどもあまり乾燥肌にはよくありません。これは内臓を冷やしてしまい、代謝が落ちる、血行不良が起きるなどの理由があるからです。
カフェインやお酒も体内のミネラルを体外に排出させてしまう効果があるので、静電気体質の方には大敵といえます。
静電気体質は改善する食べ物を食べることも大切ですが、こういった静電気体質を手助けしてしまう食べ物を減らすことも大切です。
静電気は色々な方法で対策できますが、それでも厄介な代物です。この寒い冬を乗り切るためにも、ぜひ皆さんも体質を改善して静電気からおさらばしてくださいね!