甘党は要注意?砂糖依存症に気を付けよう!
ちょっとしたおやつに、食後のデザートに食べたい、美味しいスイーツ。
食べたら幸せな気持ちになって、気分もお腹も満足ですよね。
ですが、「自分は甘党だから……」とついつい食べてしまいがちだったり、頻繁に甘い食べ物を摂取したりすることは気を付けなければいけません。
無性に甘いものが食べたくなる、近くに甘いものがないと落ち着かないという方は、もしかすると甘党なのではなく、砂糖依存症かもしれません。
日常生活に潜む甘い罠、砂糖依存症とはなんなのかご紹介したいと思います。
砂糖依存症による弊害は糖尿病だけじゃない?
砂糖依存症って?
「甘いものを食べないとイライラする」
「嫌な出来事があってストレスが溜まったりすると甘いものが食べたくなる」
このような事が頻繁にある場合は砂糖依存症の可能性があります。
砂糖依存症の症状は、その名の通り砂糖が含まれている甘い食べ物に依存してしまい、手放せなくなっている症状の事を指します。
砂糖依存症になってしまうと、必要以上に砂糖を摂取してしまう為、様々な弊害を引き起こしてしまいます。
弊害は糖尿病が代表的ですが、それだけではありません。
砂糖を過剰に摂取するとビタミンB群やカルシウムが多量に必要になり、これらの栄養が不足してしまう原因になってしまうのです。
ビタミンB群は体の疲労回復に有効で、脳のエネルギー源ともなるビタミンです。
これが不足してしまうと体が十分に回復せず、だるい日々が続き、脳へのエネルギーが不足してしまいます。
その為、気持ちが不安定になってしまい、その結果、鬱状態に陥ってしまうことが多くなってしまうのです。
砂糖の過剰摂取により、カルシウムも不足してしまう為、骨が弱くなり、骨粗しょう症になってしまう可能性を高めてしまいます。
さらに、女性に多いのが冷え性の悪化です。
ビタミンが不足すると砂糖を消化することができなくなり、体温を高めるエネルギーが不足し、体を温めることができなくなってしまうのです。
人の体は砂糖を摂取することで、脳内にドーパミンやノルアドレナリン等が分泌されます。
これらは脳内麻薬とも呼ばれており、幸福感や癒しを与える効果を持っています。
身体が疲労した時、ストレスを感じた時に度々甘いものを口にしていると、
「砂糖を摂取すれば幸福感を得られる」
という風に脳が無意識に感じてしまうようになり、甘いものをもっと摂取して幸福感を得ようとしてしまうのです。
砂糖依存症を改善するには?
せっかく美味しいスイーツも、依存症であるという意識を持って食べてしまうとその美味しさを楽しむことはできませんよね。
美味しくスイーツを楽しむ為にも、砂糖依存症に心当たりがある方は、これからの食生活を一度見直してみましょう。
対策としては非常にシンプルで、砂糖、甘いもの控えることです。
甘いものを控えやすいのは、間食です。
ちょっと小腹が空いたり、甘いものが無性に食べたくなったりしたときは、砂糖やお菓子ではなく、フルーツやさつまいものような自然の甘味が含まれているものを食べましょう。
もちろん、こちらも食べ過ぎは禁物です。
疲れた時やイライラした時は、甘いものを暴食するのではなく、一度ゆっくりと休んでアロマキャンドルや紅茶、コーヒー等でリラックスできる環境で癒しの時間を作りましょう。
また、ウォーキングやジョギング、ストレッチ等、軽い運動でストレスを解消する方法もあります。
ごはんのメニューにも、豚肉や野菜を意識的に取り入れることで、ビタミンBやその他のミネラル等を補い砂糖依存症を防ぐことができます。
どんな食べ物でも、食べ過ぎは禁物です。
スイーツを美味しく食べる為にも、砂糖依存症を改善しましょう!
皆さんも砂糖の甘い罠にはご注意ください。