甘いだけじゃない!「ハチミツ」の驚くべき効果とは?

とろーり甘い黄金色に輝く魅惑の食品「ハチミツ」。パンに塗ったり、ヨーグルトにかけたり、紅茶に入れたりと用途も様々。

実は栄養価が高いことでも知られ、健康に良いだけではなく、疲労回復や美容にも効果が期待できる万能食材なんです。

甘くて体にも良い「ハチミツ」。その効果とは?

ハチミツの栄養成分

ハチミツは良質なビタミン類ミネラル類だけでなく、アミノ酸酵素なども含まれているため栄養価の高い健康食品として重宝されています。
江戸時代では砂糖と並ぶ、最高の甘味料として一般庶民には手の届かない高級な嗜好品でもありました。

ビタミン類にはビタミンCやビタミンK、ビタミンB1・B2・B6・葉酸・パントテン酸などが含まれています。
各種ビタミン類は美肌にも効果的です。ビタミンB群は代謝を整え、肌荒れの予防や改善にも重要なビタミンです。活性酸素を除去し、健康できれいな肌を作ります。

ミネラル類としてはカリウムを多く含みます。カリウムは余分な塩分を体外に排出する効果があり、高血圧やむくみの改善が期待できます。他にもカルシウム・マグネシウム・リン・鉄・亜鉛・マンガンなど様々なミネラルが含まれています。

ハチミツの糖分はブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)から作られています。
本来、花の蜜の主成分は白砂糖と同じショ糖(スクロース)ですが、ミツバチが体内の酵素で分解することでブドウ糖と果糖となり、2つの糖分が混ざり合うことで味に深みが生まれ、特有のとろみが砂糖よりも甘みを感じやすくさせています。
ブドウ糖は脳のエネルギーとなるため、勉強や頭を使う作業のお供に最適ですし、果糖はエネルギーに変換されやすく、肉体疲労の回復に役立ちます。

ハチミツは砂糖と比較して1.3倍の甘味度を誇り、砂糖を使用するよりも少ない量で同等の甘味を感じることができます。
また、上白糖100g当たりのカロリーは384Kcalであるのに対して、ハチミツだと294Kcalです。砂糖の代わりに使えば、カロリーカットにもなっちゃいますね。

間違っても赤ちゃんにあげないで!!

あらゆる栄養素が含まれているハチミツ。子どもの成長のためにも食べさせたいと思われるかもしれません。
しかし、ハチミツには「ボツリヌス菌」という菌が含まれていて、「乳児ボツリヌス中毒」を引き起こす危険性があります。

ボツリヌス菌はごく自然に存在しているもので、通常であれば口にしても害はありません。
ただ、1歳未満の赤ちゃんは腸内細菌の環境が整っておらず、免疫力も低いことから、増殖したボツリヌス菌が毒素を作ってしまうことがあります。

また、ボツリヌス菌は熱への耐性が強いという特徴があります。殺菌するには120度で4分以上の加熱が必要とされ、通常の調理では完全に殺菌することが難しいのです。

生後1歳を超えると離乳食などで腸内環境が整い始めるため、ハチミツを与えても問題ありません。くれぐれも、生後1歳未満の赤ちゃんには与えないようにしてください。

 

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