多汗症を対策!汗が止まらないその症状とは?

多汗症という病気を皆さんはご存知ですか?
汗といえば暑い日や、暑い場所に居ると、体から分泌されるものです。
汗が気化するとき、体の熱も下げることができ、体温調節が行われます。

しかし、多汗症は体温調節が目的ではなく、体から汗が大量に分泌されてしまうという症状なのです。
多汗症でもただの汗っかきな体質だと思って自覚していないこともあります。

今回はそんな多汗症がいったいどのようなものか、ご紹介したいと思います。

多汗症の症状と対策についてご紹介します

2つの多汗症


多汗症は全身で大量に発汗する全身性多汗症と、手のひらや足の裏、脇等の局所で大量の発汗をする局所多汗症があります。

多汗症になってしまう原因は、全身性多汗症と局所多汗症どちらもそれぞれ2つあります。

1つ目の原因は原発性と呼ばれる多汗症です。
この原発性の多汗症は「原因がない」多汗症で、現在でも原因を特定する為に研究が続けられています。

現段階で考えられているのは、発汗に作用する交感神経が、多汗症ではない人よりも興奮しやすいのではないかとされています。
遺伝的に多汗症を引き起こしている可能性があるともいわれています。

2つ目の多汗症の原因は病気や生活習慣の乱れです。汗をかくのは、交感神経の働きと深く結びついている為、交感神経の働きが乱れると、体温を調節する目的でない場合でも頻繁に汗をかく可能性があります。

交感神経というのは、人が活発な行動をする時や、身の危険を感じた時にはたらく機能です。
大勢の人前に出るときや、失敗してはいけない作業をする時など、緊張や不安を感じた時、暑くもないのに手や、脇に汗をかいたことはありませんか?

交感神経が活発になることによって、発汗作用が促されているからなのです。
上記で説明した病気というのは神経症等により、交感神経等の働きが乱れているものです。
生活習慣の乱れは、ホルモンバランスの乱れや、交感神経の働きの乱れにも繋がります。

夜更かしを続けてしまった時など、突然息をしづらくなったり、動悸が激しくなったりしたことはありませんか?
あれは夜更かしによる体への負担が交感神経を刺激し、発汗作用を促しているのです。

大量の発汗作用がみられる多汗症の原因についておわかりいただけましたか?
多汗症の原因はまだ特定できていないものがたくさんあります。
これからの医療技術の進歩に期待したいですね。

多汗症を対策するには?


「自分はただの汗っかきだから……」
と思っている方でも、タオルが手放せない日々が続いたり、手に触れたものが汗で湿ってしまうといったことが起こるなら、それは多汗症の可能性があります。

多汗症になったら、いったいどのような対策方法があるのでしょうか?

最良の対策としていえるのは、病院で相談することです。
病院で診察すれば、多汗症の症状に合わせたお薬をもらうことができ、多汗症の原因を特定することができる可能性があります。

原発性ではなく、他の病気による影響で多汗症になっている場合は、その病気を治療することで、多汗症の症状を取り除くこともできるそうです。

また、多汗症だと思って病院で診察すると、別の病気を発見することができたということもあるそうなので、
「最近汗が多くてなんだか体調がおかしいな」
という場合は、一度病院で診察してもらうのが一番の対策だといえるでしょう。

しかし、多汗症を治療している最中でも汗は出てくるので、生活に支障をきたす場合もあります。
そこで、自分でできる多汗症対策についてもご紹介したいと思います。

多汗症を対策する為には、規則正しい生活が大切です。

1つは食事に気をつけることです。
例えば、大豆に含まれるイソフラボン。
これはホルモンバランスを整え、交感神経への刺激を抑えることで発汗を抑える働きがあります。

他にもアボカドを食事に取り入れることで、自律神経の働きを整えることができますよ。

もう1つはしっかりと睡眠時間を確保することです。
人間の理想の睡眠時間は約7時間といわれており、それ以上短くなってしまうと、寝不足になってしまう可能性があります。

また、寝る前のスマートフォン操作等により、睡眠の質が落ちてしまう可能性があるので要注意です。

「自分はもしかすると多汗症かもしれない!」
生活に支障をきたすほどの発汗がある方は、気を付けましょう!

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