ウコンと医薬品の関係


もうすぐ3連休前の華金ですね!華金といえば飲み会。飲み会といえばやはりお酒を飲んでしまいますね。

アセトアルデヒドは人体にとっては毒ですので、分解が進まないと頭痛、吐き気、倦怠感など二日酔い特有の症状に悩まされることになります。

そうならないように前もって、もしくは飲んだ後にウコンを摂取すると良いという事なのでしょうね。

では、そんなお酒の強い味方であるウコンですが、医薬品とはどのような関係性があるのでしょうか?
今回調べてみました。

ウコンとは?ウコンの種類と成分

ウコンパウダー

ウコンって?

みなさん「ウコン」と一概に話題に出ますが、そもそもウコンに種類があるってご存知でしたか?
・「ウコン(秋ウコン)」
一般的に流通しているのはこのウコンですね。生姜に似た持続性を持つ植物で、食品の色素や染料、薬用に用いられてきました。
カレーのスパイスでいう「ターメリック」ですね。
ウコンには健康維持に役立つとされるクルクミンが豊富に含まれています。
お酒を飲まれる方には「秋ウコン」、ということも言われますが、それはこのクルクミンが豊富だからです。

・「キョウオウ(春ウコン)」
これは、そのまま口に入れると、舌が強い苦味と辛さがある為、食用には不向きです。主に健康食品などに使われていて、その検証結果等が多く報告されていると言われます。
実際に使われるのは根茎部分で、外側が白っぽく、切ると、切り口は黄色をしています。

秋ウコンに比べてクルクミンの量は少ないですが、ターメロン・シネオール・アズレン・カンファーなどの
100種類以上の精油成分が豊富に含まれ、また、カルシウム・カリウム・鉄・マグネシウム・リンなどのミネラルが豊富です。

・「ガジュツ(紫ウコン、白ウコン)」
秋ウコンと違い、二日酔いに効能があると言われる成分「クルクミン」は殆ど含んでいません。
代わりに、主成分はシネオール、カンファー、アズレン類などの精油成分。
カンファーなどは胃薬などでも聞いたことがある方がいらっしゃるのではないでしょうか?
健胃効果が認められており、これらが便秘解消や消化不良解消に役立ちます。また、殺菌作用も強いため、歯周病予防や口臭予防にも使われています。

ウコンの成分


ウコンの成分は、精油成分(ターメロン、シネオール、クルクモール等)、黄色色素(クルクミンとその誘導体)、フラボノイド、ミネラル、ビタミンC、βーカロテン等と、
身体にいい成分ばかりで構成されています。
ちなみに「ウコン」と「ガジュツ」は、医薬品的な効果を標榜しない限りは医薬品と判断されない原材料とされるそうです。

薬と体温計

医薬品との関係性は?


主にはやはり、「クルクミン」が関係する医薬品が多いみたいですね。

・血液をサラサラにする薬(ワーファリン、アスピリン等)
クルクミンには血小板凝集抑制作用があるので、作用が増強して、出血傾向になる可能性があります。

・抗がん剤
クルクミンには抗がん作用があるとの報告もあるのですが、使用されている抗がん剤の中には薬の効果が減弱してしまうという報告もありますので、注意が必要です。

以上は悪影響を及ぼす医薬品との相性なのですが、逆に免疫力が上がったり、抗炎症作用が増強する医薬品もあるようです。

さいごに

やはり、健康にいいという評判でも、症状によってはお薬との相性がでてしまうところもあるようです。
そんな時は自己判断せず、しっかりとかかりつけのお医者さん、薬剤師さんとご相談してくださいね!

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