エアコン暖房での乾燥を防ぐ!

風邪気味でマスクをつけている女性
寒いお外からあったかい部屋に入るとほっとしますよね。
でも、なんだから息苦しい、肌がかゆい……そんな経験ありませんか? 
寒い冬にエアコン暖房で乾燥させずに暖かいお部屋でもっと快適過ごすにはどうすればいいのでしょうか? 

暖房が引き起こす乾燥。その原因と対策とは? 

暖房によるお部屋の乾燥


寒い冬にはお部屋全体を温めるエアコン暖房が欠かせません。
しかし、そのエアコン暖房が原因でお部屋の中が乾燥してしまうのです。

なぜエアコン暖房が原因でお部屋の中が乾燥してしまうのでしょうか? 
それはエアコン暖房がお部屋を暖める仕組みにあります。

エアコンにはお部屋の中にある室内機と、そこから繋がるパイプとお部屋の外にある室外機がありますよね。
それらの中には冷媒と呼ばれる気体が含まれているのです。

この冷媒が空気を冷やしたり、温めたりすることで冷房、あるいは暖房として機能するのです。

エアコン暖房を使用する場合、まずお部屋の中にある冷たい空気を室内機が吸い取ります。
吸い取られた空気は冷媒によって外に放出されます。

次に冷媒は熱を作る機能を持った室外機から熱を吸い取り、室内機へ運び込みます。
そして最後に室内機がその熱をお部屋の中に放出するのです。

私たちがよく使うエアコン暖房はこの繰り返しにより、お部屋の中を暖めてくれているのです。
しかし、乾燥してしまう原因はまさにこの工程の中にあるのです。

室内機が部屋の中の空気を吸い取るとき、お部屋の空気中に含まれている水分も一緒に吸い込まれてしまっているのです。

「室外機と室内機が繋がっているんだから水分は逃げないんじゃないの?」

そう思ってしまうのですが、これは水分の性質によりエアコン暖房に吸い込まれた水分は室外機の外へ放出されてしまうのです。

皆さんは室外機から水が滴るパイプを見たことがありませんか? 
あそこから出ている水がお部屋の中にあった水分なのです。

水分は温度が下がると気体から液体に。
逆に温度が上がると液体から気体に代わります。

エアコン冷房を長時間使用していると、室内機から水が滴ってきますよね。
あれはエアコン冷房とエアコン暖房がそれぞれ逆の働きをしているからなのです。

これでエアコン暖房をつけるとどうしてお部屋の中が乾燥してしまうのかがおわかり頂けましたでしょうか? 

それでは、どうすれば寒い冬を乗り越えればいいのでしょうか?
暖かいお部屋で快適に過ごす為の対策を紹介していきましょう。

エアコン暖房でお部屋を乾燥させない為に


お部屋が乾燥してしまうなら、お部屋に水分を取り入れれば良いのです。
誰でも簡単にできる乾燥対策を紹介します。

・加湿器を使う
加湿専用の機械を使う必要がありますが、加湿する為に特化したアイテムですので、効率よく加湿することができます。

水を入れてコンセントにさしてスイッチを入れるだけで加湿できるので、手軽に使用することができます。

・洗濯物をお部屋に干す。
一番手っ取り早い方法です。

最近ではお部屋の中で干しても臭いの原因になりにくい洗剤が多いなので、安心ですね。

部屋干しの臭いや、服についてしまう臭いが気になる方はバスタオルやハンカチなど、乾けば家の中で使うようなものを干すと良いでしょう。

しかし、洗濯物は外で干したいという方は、加湿用のタオルを用意しておくと便利かもしれませんね。


・水を沸騰させる。
これは加湿専用の加湿器を購入しなくてもできる加湿方法です。
電気ケトルややかん等でお湯を沸かしましょう。

寒い日には暖かいものが飲みたくなるのでちょうどいい加湿方法ですね。
また、お鍋料理をすることも有効な加湿になります。

もし、エアコン暖房が体に合わないという方は灯油やガスによるストーブやファンヒーターを使用しましょう。

灯油やガスの暖房は空気を外に放出しないので乾燥しにくい為、お部屋の中で乾燥に苦しむというデメリットがありません。

エアコン暖房は手軽に使えてとっても便利なのですが、乾燥してしまうのが辛いですよね。

これらの加湿方法をぜひ参考にして、エアコン暖房で温まったお部屋でも乾燥知らずの冬を過ごしましょう! 

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