花粉症の対策を万全にして暖かい春を過ごしましょう


もうすぐ暖かい春の季節。
春……と聞くと、なんだか嫌なことを思い出しませんか?
そう、花粉です。
寒い冬が明けると、咳、くしゃみ、鼻水が止まらない、花粉症の方にとっては辛い季節が始まります。

花粉症から身も守る為の対策を知りましょう

花粉症の原因


ところで、皆さんは花粉症はどのような症状なのかご存知ですか? 
花粉症は体にある抗体と呼ばれる、免疫能力が反応することで発症してしまう症状です。

昔は花粉症と呼ばれる症状は存在しませんでした。
そんな花粉症がなぜ生まれたのか、それは現代に至るまでの環境変化によるものが原因だと言われています。

その代表的な原因は5つです。

◆スギ花粉◆
花粉の主な原因であるスギ。
戦後、戦争で荒れた山や土地を森林に戻し、復興に向けて木材を調達する為にスギの植林が頻繁に進められてきました。
しかし、木材の需要は輸入された安い木材に市場を奪われ、国内に植林されたスギはほとんど収穫されずに放置されてしまうようになりました。

その結果、取り残された多くのスギが花粉を出し、花粉症の原因となっているのです。
人間の体はちょっとくらいの花粉には影響されませんが、スギは国内にあるほとんどの森林で活動しているといわれている程の本数が植林されているのです。
テレビのニュース等で花粉を出しているスギの映像が流れることがありますが、あれを見ていると体になんらかの症状をもたらすのは必然的だとも言えますね。

◆タンパク質の増加◆
欧米の食文化が日本に根付き、肉料理を食べる頻度が非常に高くなりました。
お肉に含まれるタンパク質は、筋肉の栄養となったり、体の免疫力を高めたり、体を丈夫にするはたらきがあります。

しかし、免疫力が高まると、大量に散布される花粉を、体に害のあるものだと認識してしまうようになり、花粉に対してアレルギー反応を起こしてしまうのです。

◆大気汚染◆
都市では車が多く行き交い、それらは常に排気ガスを排出しています。
現代の車は環境に悪影響を与えにくいように工夫されていますが、一昔前までは排気ガスの中に微粒子成分を多く含んだものが大量でした。
その結果、花粉症になりやすい体質が生まれてしまったとされています。

◆花粉症の遺伝◆
花粉症になりやすい人、あるいはなりにくい人というのは遺伝による影響もあるとされています。
特に、上記の理由でもあるように、都市に長く住んでいる方は花粉症になりやすいと言えるでしょう。

花粉症になるきっかけは、一定の花粉を体内に取り込んでしまうことで発症されます。
この基準となるのが遺伝によって決まるのです。
花粉症になりやすい人は、この基準が低い為、花粉が多い時期になるだけで、発症してしまいます。

◆街の環境◆
土が多い田舎から、アスファルトで敷き詰められた都市へと、人々の生活する環境が変化したのも原因の1つです。
土に積もった花粉は土に吸収され、風によって舞い上がることはありません。
しかし、都市のアスファルトでは、花粉が吸収されない為、風が吹く度に空中へ舞い上がってしまうのです。
その為、人々の呼吸で花粉を吸引してしまう可能性があります。

花粉症対策!


花粉症で辛い思いをしない為にも、花粉症対策は必須です。
数々の花粉の季節を乗り越えてきた方ならご存知かもしれませんが、先述のようにこれまで花粉とは無縁の生活を送ってきた方でも、花粉症になってしまう可能性は十分にあります。

そんな方の為に、ここでは花粉症の対策をご紹介したいと思います。

◆マスク対策◆
花粉症と言えば、やっぱり欠かせないのがマスクです。
呼吸によって体内に花粉を取り込んでしまうのを防いでくれる頼れるアイテムです。
お世話になっている方も多いのではないでしょうか?

メガネや帽子と組み合わせて装着することで、さらに効果を高めることができますよ。

◆食生活から対策◆
暴飲暴食や、お酒の飲みすぎ等、体に負担をかければかけるほど、体は自分の身を守ろうとします。
活発になった免疫能力は花粉に敏感になる為、花粉症を発症しやすくなってしまいます。
栄養バランスを考えて、健康的な食事をするように心がけましょう。

◆花粉を持ち込まない対策◆
外の花粉でも辛いのに、せっかくリラックスできるお家の中に花粉を持ち込んでしまうと落ち着く場所がなくなってしまいます。
外から帰ってきた時、洗濯物を取り入れる時には、サッとひと払いしてから家の中に入りましょう。

いかがでしたか? 
既にたくさんの花粉が放出されているようですが、花粉のシーズンはまだまだこれからです。
しっかり花粉対策をして、暖かい春を楽しみましょう!

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