注目の甘味料「還元麦芽糖」でダイエット中でも甘いものを食べられるかも?
ダイエット中に厳しい食事制限を続けていると、やっぱり甘いものが恋しくなりますよね。
「ダイエット中でも食べられる甘いものがあれば…」
なんて考えている方には「還元麦芽糖」を使ったスイーツをお勧めします!
還元麦芽糖は「マルチトール」と表記されていることもあるので、こちらの名前で知っている方もいらっしゃるかもしれません。
普通の砂糖よりもカロリーが低く、腸で吸収されにくいという特徴があり、ダイエット中の人や糖尿病の人でも使いやすい甘味料です。
今回は最近注目を集めている甘味料である「還元麦芽糖」についてご紹介していきます。
注目の甘味料「還元麦芽糖」のチカラ
還元麦芽糖(マルチトール)とは?
注目の甘味料として話題になることが多い還元麦芽糖は、マルチトールとも呼ばれます。
ブドウ糖とソルビトールが結びついた糖で、糖アルコールの仲間です。
糖アルコールは糖質の一種で甘みがあるもののエネルギーにならず、摂取した後の血糖値の上昇が緩やかなので食事療法などにも利用されています。
還元麦芽糖は、熱や酸に弱く消化されにくい性質を持っています。
1gあたりのカロリーは砂糖の4kcalに対して還元麦芽糖は2kcalと約半分。それでいて甘さは砂糖の8割程度で、爽やかな甘さが特徴です。
同じ糖アルコールの仲間で有名な甘味料に「キシリトール」があります。「虫歯になりにくい」という宣伝文句で沢山の種類のキシリトール入りガムが販売されているので、知名度はこちらの方が高いかもしれません。
ところが、キシリトールは甘さこそ砂糖と同等ですが、カロリーは砂糖の60%程度となっており、ダイエット目的ならば還元麦芽糖の方が向いていると言えます。
還元麦芽糖のメリット・デメリット
還元麦芽糖には様々なメリットがあります。
カロリーが控えめなのに甘さを感じられるので、ダイエット中に甘いものが欲しくなった時に重宝します。
低GIなのも特徴のひとつです。虫歯になりにくいのもメリットのひとつで、シュガーレスの飴やチョコレート、ガムなどにも使われています。
還元麦芽糖は砂糖よりも腸での吸収率が低い特徴があります。10%ほどが少量で吸収され、大腸で70%ほどを腸内細菌が活用し、残りが体外へ排出されてしまいます。
これはメリットであると同時にデメリットでもあります。
腸で吸収されづらい還元麦芽糖を大量に摂取してしまうと、おなかが緩くなってしまうのです。また、腸内細菌によって還元麦芽糖が発酵するとガスが溜まりおなかが張ってしまうこともあります。
また、当然ながら還元麦芽糖にも糖質は含まれていますから、一度に大量に食べると血糖値が上がりすぎてしまう危険性もあります。砂糖よりダイエット向きだからと言って、パクパク食べ過ぎるのは良くありませんね。
ダイエット中のご褒美として甘いものを食べるなら、還元麦芽糖を使用したスイーツをチョイスすることも考えてみてください。くれぐれも、食べ過ぎには要注意ですよ!