寒い冬のシーズンに気をつけるアレルギー
毎年寒い季節になると鼻がむずむずする、くしゃみが止まらないという人はいませんか?
実はそれ寒暖差アレルギーという、アレルギー症状かもしれないのです。
秋や冬のシーズンに気を付けたい、寒暖差アレルギーの症状や対策についてご紹介します。
寒暖差アレルギーとは?症状は?
寒暖差アレルギーとは、その名の通り寒さと暑さの気温差からなるアレルギーです。
きちんとした名前は「血管運動性鼻炎」と言います。
症状は以下の通りです。
・鼻水が出たり鼻がむずむずしたりする
・くしゃみが出る、くしゃみが止まらない
・突然蕁麻疹(じんましん)が出る
・ストレスによるイライラ
・食欲がなくなる
風邪でないにも関わらず、以上のような症状が出た時は寒暖差アレルギーを疑いましょう。
寒暖差アレルギーの原因
では、なぜ寒暖差アレルギーになる人がいるのでしょうか?
寒暖差アレルギーの原因は自律神経の乱れです。
急激な寒暖差によって自律神経が環境変化に付いていけなくなり、誤った行動を起こします。
そうして鼻水が出たり、くしゃみが出たりと体がいつもと違う行動を起こすのです。
前日と今日で7度以上も気温の変化がある時は要注意で、自律神経が乱れる場合があります。
天気予報をよく確かめ、体を冷やさないよう対策をして下さい。
寒暖差アレルギーへの対策
寒暖差アレルギーにならないようにするためには、適度な運動、寒さ対策、バランスの良い食事、そして、なかなか改善しない場合は医療機関での診察が大切です。
運動をする
まず、ウォーキングやマラソンなど、毎日適度な運動をすることが大切です。
自宅に篭りっぱなしで特に運動などをしていないと、寒暖差アレルギーになる確率が高くなります。
なるべくエレベーターは使わず階段で登り降りをする、1駅分歩いて移動するなど出来るところから始めて下さい。
中々それが難しい場合は、自宅で行えるヨガや筋トレも運動になりますので、良いかもしれません。
ダイエットや体型維持のついでに、寒暖差アレルギー対策をしても良いですね。
体を冷やさないようにする
寒暖差アレルギーになる原因は温度差です。
寒い日は服を着込んだり、くつ下を履いたり肌着を着て体を暖かくします。
寒さを我慢せずに暖房を付けるなど、工夫して暖かく保つことが大切です。
女性だと職場では膝掛けを持参して、足元を冷やさないようにするなどがおすすめになります。
基礎代謝が大事
高齢者と女性は熱を作るための筋肉が少ないため、寒暖差アレルギーになりやすいです。
そこで、基礎代謝を落とさないよう体を動かして下さい。
バランスの取れた食生活
体が弱ると寒暖差アレルギーになりやすいので、食生活はきちんとしましょう。
毎日3食バランスの取れた食事を心がけ、タンパク質やビタミンなどの栄養をきちんと摂取するのです。
おすすめの食材は体を温める効果がある生姜や唐辛子で、鍋だと効率良く食べられます。
病院での診察
あまりにも寒暖差アレルギーが酷い時は、病院で診察を受けて薬を処方してもらいます。
風邪だと思い風邪薬を飲んでいるにも関わらず一方に治る気配がない、という場合は寒暖差アレルギーの可能性が高いです。
酷くならないうちに早めに病院で診察を受け処方箋を出してもらいましょう。
寒暖差アレルギーを知りましょう
寒暖差が原因の寒暖差アレルギーは知名度が低く、風邪と勘違いされがちです。
医療機関で診察を受けて治療するか、日頃の生活習慣を見直してアレルギーにならないように気を付けましょう。