寒い季節になりやすい!関節痛のメカニズムとは?
年齢を重ねると発症する関節痛とは別に、寒さが原因で関節痛になることがあります。
そこで、なぜ寒い季節だと関節痛になりやすいのか、改善するためはどうすればいいのかをまとめました。
関節痛の予防を心掛けて、痛みとおさらばしましょう!
なぜ寒さが原因で関節痛に?
冷たい風が吹く季節になると、関節痛に苦しめられることがありますよね。
寒い季節に関節痛になる主な原因は「血行不良」です。
気温が寒いと血管は縮まり血の流れが悪くなります。
それにより、熱が体全体に行き渡りにくくなるのです。
また、筋肉や関節が寒さによって硬くなり、関節痛が引き起こされるのです。
関節痛が原因で病気になることも
ただ節々が痛いだけだからと気にせず放置していると、何らかの病気になる可能性があり危険です。
血の巡りが悪いということは、熱や栄養が体全体に行き渡っていないことを表しています。
つまり、体のどこかしらエネルギーや栄養不足で不調をきたす恐れがあり、神経痛や腰痛、ヘルニアや手足の痺れなどの病気になることもあるでしょう。
また、関節痛が慢性的になるケースもあるので注意が必要です。
関節痛への対策
関節痛にならないようにするための対策は、何よりも体を温めることで、その他にも血行改善などが重要です。
体を温めてくれる食べ物を活用
食べ物の中には体を温める効果があるものもあり、それらを日頃から食べることで体温を保つことができます。
例えば「にんにく・ニラ・ネギ」には血の流れを良くしてくれる効果があるため、体が温まります。
次に鯖(サバ)や鰯(イワシ)といった青魚類も、血行を良くする効果があるのでおすすめです。
また、青魚類は血液をサラサラにもしてくれるので、血がドロドロの方に相応しい食材でもあります。
一見体が冷えそうなフルーツにも、体を温める役割をしてくれるものがありますが、りんごやゆずなど寒い北の地方で育つフルーツ限定です。
タンパク質が豊富に含まれている肉類も関節痛の改善にはおすすめで、タンパク質が体内に熱を生み出してくれるので欠かせません。
人参や大根、じゃがいもといったいわゆる根菜類と体を温めてくれるので、味噌汁や鍋、煮物に入れて食べましょう。
塩分にも体を温める効果がありますが、摂りすぎると体に良くないので適度な分量に抑えて下さい。
唐辛子をはじめとした香辛料も関節痛の改善におすすめの食材で、辛味成分が体を温めてくれますよ。
飲み物にも気をつけよう
体を温める飲み物も関節痛予防として役立ちます。
主に紅茶や番茶がおすすめで、反対に緑茶は例えホットだとしても体が冷えるので注意して下さい。
アルコールに関しても緑茶と同じで、体が冷える原因になるため飲み過ぎないことが大切です。
運動で体を動かそう
全く体を動かさないでいると、筋肉や関節が固まり関節痛を引き起こす可能性があります。
それを避けるためにも適度な運動を心掛け、毎日ウォーキングやストレッチなどをして体を動かすようにするのです。
なるべく階段を使う、1駅分歩くなど、ちょっとした運動が関節痛の予防に繋がります。
服で体温調節
衣服で簡単に体温調節をすることも大切で、もしもの時にすぐ羽織れる上着を用意しておきましょう。
体を冷やさないように肌着を着る、首元を寒さから守るためにマフラーをするなどの工夫が必要です。
関節痛をしっかり予防
関節痛は放置していると、慢性的なものに変わり辛くなります。
そうならないようにするためにも可能な対策を始め、体に負担をかけないようすることが大切です。
食事や運動など生活習慣を見直し健康に過ごしましょう!