炭水化物を抜いてダイエットはしない方がいい？
炭水化物を抜いたダイエットをする方は多いですが、実はそれって「危険」だって知ってましたか？
確かに炭水化物を減らすことがダイエットに繋がることは事実ですが、過度な炭水化物断ちは体に悪影響を及ぼしかねません。
痩せたい方の多くは健康目的もあると思いますが、美容目的の方も多いと思います。
後者であれば、炭水化物を抜いた結果、痩せたけど肌が荒れて老けて見えるようになってしまった、なんてことになったら意味がないですよね。
そうならないためにも健康に気を使ったダイエットをすることが重要になってきます。
今回はそんな「ダイエット」と「炭水化物」の関係についてご紹介します。
炭水化物ダイエットの効果は？実際のところ…
炭水化物を抜くと…？
炭水化物を食べるとなぜ太ってしまうのかといいうと、炭水化物の多くを占める糖質が原因となっています。この糖質は摂りすぎなければエネルギーにしっかりと変換されて、体を動かすエネルギーになるのですが、過剰に摂取してしまうと変換しきれず中性脂肪になってしまうのです。
ですので、単純に炭水化物を摂取しなければ、余分な糖質も発生しませんので、太らないと考えられているんです。もちろんそれは間違いではないのですが、実は単に炭水化物を抜くだけだと逆に太ってしまう可能性もあるんです。
ではなぜ炭水化物を抜いてしまうと太る可能性があるのか？それは当たり前のことですが、食事制限をしただけでは中々痩せることができないからです。
炭水化物を食べなかったとしても皆さん代わりに何かは食べますよね。その食べ物はエネルギーに変換されていきますから、運動をしなければそのエネルギーが余ってしまいます。
エネルギーが余ってしまうと、そのエネルギーは内臓脂肪として徐々に溜まっていってしまいますから、炭水化物を抜いたとしても必ず痩せるとは限らないんです。
そして運動をするためにはエネルギーが必要ですが、そのためには炭水化物から栄養を摂ってエネルギーや筋肉をつけなくてはなりません。
ですから、多少なりとも炭水化物は摂取しておく必要があるわけです。
それに炭水化物は何も糖質だけを含んでいるわけではなく、食物繊維も含んでいます。
ですから、炭水化物を制限してしまうと食物繊維の摂取量が減ってしまい、腸内環境が悪くなってしまう恐れがあります。
ですので、過度に炭水化物を抜いてしまうことだけは無いようにしてください。
炭水化物を制限するなら
炭水化物を制限していくのなら「お米」よりも「パン」を制限する方がおすすめです。
どちらも糖質に変わりはありませんが、食パンにしろ、菓子パンにしろ、パンは糖質以外の油分などが含まれていることが多いのです。
糖分が含まれていなくとも油分を摂りすぎればそれも体脂肪として溜まっていきますから注意が必要なのです。
ですからどちらかといえばお米を食べる方が炭水化物制限には向いています。
さらにいえばご飯を雑穀米などに置き換えるとさらに効果的です。
雑穀米はご飯より歯ごたえがあるので、咀嚼する回数が増えて満腹感を得られやすいです。食べる量が減れば余分なエネルギーが発生しにくいのでダイエットにも効果的です。
さらに鉄分やカルシウムなどのミネラルも摂取できるようになるので、まさに一石二鳥になります。
もし炭水化物の制限ダイエットをするのではあれば、炭水化物で得るはずだったエネルギーと、炭水化物に含まれていたはずの食物繊維の補給代替案は考えておきましょう。
例えばエネルギー量を確保しつつ糖質を抑えるのであれば炭水化物の代わりにバナナを食べてみたり、炭水化物を抜く代わりに野菜から食物繊維を摂ったりなど変わりはいくらでもあります。
炭水化物を単に断ってしまうのではなく置き換えなどの工夫からぜひ初めてみてください。
