正しい歯磨きで虫歯予防!
大切な歯が虫歯になってしまうと、激しい痛みや、歯周病の原因、口臭の原因等になり、最悪の場合、歯が抜けてしまう事もあります。
ずっと大切にしたい歯だから、正しい歯磨きで、虫歯のないキレイな歯にしましょう。
歯を大切にするには正しい歯磨き方法で虫歯から守る必要があります!
どうして虫歯になるの?
皆さんは歯の構造はご存知でしょうか?
歯は層のような構造になっており、上部から「エナメル質」、「象牙質」、「歯髄」と続いています。
虫歯予防の為の重要な層が「エナメル質」呼ばれる、歯の一番外側を覆う、歯を守るためのコーティングをしている層です。
皆さん、自分の歯を舌で触るとツルツルしたような触り心地ですよね。
それがエナメル質です。
また、エナメル質は象牙質を覆う透明のコーティングなので、歯の白さというのはエナメル質の白さではなく、中の象牙質の色なのです。
このエナメル質が普段虫歯から歯を守っているのですが、口の中が酸性になるとエナメル質が弱ってしまうのです。
エナメル質が弱ったところを脱灰と呼ばれています。
この脱灰している状態の歯を虫歯菌が溶かし、虫歯になる。
というのが、虫歯の始まりなのです。
口の中は本来、中性、もしくは弱酸性です。
しかし、食べ物を食べる事によって、虫歯菌が糖分に反応して酸を作り出し、口の中がだんだんと酸性に近づいてくるのです。
正しい歯磨き方法
普段から何気なくやっている歯磨きですが、この歯磨きが虫歯から歯を守る為に必要な最大の効果があるのです。
歯磨きにより、食べかす等を取り除くことにより、酸性を抑え、歯のエナメル質が再生する「再石灰化」が始まるのです。
しかし、なんとなくただ磨いているだけでは歯磨きの効果は最大限に発揮されません。
正しい歯磨き方法を身につけましょう。
まず、歯磨きをする時に大切な事は、「鏡を見る事」です。
自分が今どこの歯を磨いているのか、どの部分を磨いているのか等を確認するには鏡で自分が磨いている部分を確認する事が大切です。
歯を1本1本、「歯の上部」、「歯の側面」、「歯の根元」、「歯と歯の間」と磨く部分を分けると、意識して磨きやすくなりますよ。
特に虫歯になりやすいのは「歯の根元」と「歯と歯の間」をちゃんと磨けていないことが原因だと言われています。
「歯の根元」、「歯と歯の間」は歯ブラシの毛先で磨くようにしましょう。
また、「歯と歯の間」は歯ブラシだけでは十分にケアできていない場合があるので、1ヶ月に数回、定期的に歯間ブラシなどで歯磨きをしましょう。
歯磨きをする時は力強く、ゴシゴシと磨いてしまってはいけません。
ゴシゴシと歯磨きをしてしまうと、歯ブラシの毛先が歯の隙間に届かずに、歯ブラシを歯にこすりつけているだけの状態になってしまいます。
また、力強くこすりつけていると、歯が薄くなってしまいます。
歯磨きのちょうどいい力加減は、机等に歯磨きの毛が折れない程度に押さえつける事ができるくらいです。
歯磨きは約5~10分以内に終わらせるようにしましょう。
ダラダラと長時間歯磨きをしていると、適切な力加減でも、歯磨きによる歯へのダメージは蓄積されてしまうからです。
適切な力加減で、歯全体を磨き終われば歯磨きを終了しましょう。
歯ブラシは大きく動かすのではなく、痒いところに手が届くような小刻みに動かす感覚で磨くと良いでしょう。
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・鏡を見てする。
・適切な力加減で、長時間磨かない。
・歯ブラシは小刻みに動かす。
これらを意識して、歯磨きをすると虫歯予防に大きな効果が生まれます。
歯磨きにプラスして虫歯予防
・歯磨き粉
使用している方は多いのではないでしょうか?
しかし、歯磨き粉も適切なものを選ばないともしかすると歯へのダメージを蓄積させているかもしれません。
例えば、研磨剤が入っていると、磨いた後は確かにツルツルしますが、歯のエナメル質を傷つける為良くありません。
他にも発砲タイプの歯磨き粉の場合は泡立ちで磨いている部分が確認しづらくなったり磨いた時の「満足感」だけ歯磨きを終えたりしてしまう可能性があります。
様々な歯磨き粉がありますが、虫歯予防に適切なのは歯医者さんで販売されている歯磨き粉が適切でしょう。
食事をする時、しゃべる時、歯は自分たちの生活には欠かせません。
歯は一生の宝。
という言葉があるように、丁寧に虫歯予防をしてこれからもずっと健康な歯を守っていきたいですね。