カキに注意!ノロウィルスを予防しましょう!

ぷりっとした食感と、風味豊かな海の幸、カキ。
焼けば香ばしく、フライにすればジューシーに、生で食せば独特の風味と旨味が口の中に広がります。

しかし、そんなカキには注意しなければならないことがあります。
それはノロウィルスです。

カキとノロウィルスの関係について記事にしたのは、なんと筆者自身が生カキを食してノロウィルスに感染してしまったからなんです!

そこで、今回は美味しいカキを、健康的に楽しむ為に、カキとの接し方についてご紹介したいと思います。

カキを食べてノロウィルスにならない為には?

カキとノロウィルス


なぜカキを食べるとノロウィルスになってしまうのでしょうか?
根本的な原因は人間が流している下水によって、水質が汚染されていることが原因だといわれています。

なぜ水質汚染がカキとノロウィルスを結びつけるのでしょうか?
カキ等の2枚貝の食事は、海水のプランクトンです。
海水を体内に取り込み、それをこしとることで、食べているのです。

ノロウィルス汚染された海水を取り込み、こしとった際、カキの体内にはノロウィルスが残ります。
カキが食事をする度にノロウィルスが蓄積されていくので、その濃度は非常に高くなるのです。

カキを美味しく食べる為には、十分に加熱することが大切です。
一般的には85~90℃の熱湯で90秒以上の加熱によりノロウィルスを死滅させることができるとされています。

しかし、一部では加熱だけでは完全に防ぐことができないといわれており、体調が不安定、弱っている時にカキを食べることは避けるよう注意することが必要です。

ノロウィルスを含む食材はカキだけでなく、2枚貝の多くはノロウィルスを含んでいるといわれています。
2枚貝を食べる時は十分に火を通すように気を付けてください。

生で食べると美味しいですが、上記の説明から生食の危険性がどれだけ高いか、おわかりいただけるかと思います。
生カキを食べた筆者のようにならない為に、皆さんはカキを食べる時は十分にご注意ください。

ノロウィルスの感染経路


ノロウィルスは毎年多くの人が感染しやすい病気なので、ご存知の方が多いかと思います。
なぜ多くの人が感染するかというと、それはノロウィルスの強い感染力が原因です。
わずかな量のウィルスであったとしても、体内に入り込んでしまうことで、感染してしまう可能性があります。

ノロウィルスの主な感染経路は以下の3つです。
・経口感染
・接触感染
・飛沫感染

それぞれ、どのような状況で感染するのかご紹介しましょう。

◆経口感染◆
筆者が感染した原因はこの経口感染です。
ノロウィルスに汚染された飲料や食物を口にすることで感染する場合、つまりカキのようなノロウィルスを含んだ食品を十分加熱せずに食してしまった場合です。

経口感染の原因となる食材はカキだけではありません。
調理場で感染者が居た場合、唾液や糞便から手を経て、パンやサラダ等の非加熱食品が汚染されてしまい、それを口にすることで感染した場合もあてはまります。

◆接触感染◆
感染者が触れた物(服や体)にウィルスが付着し、それに触れた手指が汚染されてしまう場合です。
その汚染された手指で食べ物を食べたりすると、結果的に感染します。
トイレや、そのドアノブ等、感染者の使用物等から経由するので注意が必要です。

◆飛沫感染◆
飛沫感染といえば感染者の呼吸から感染するというイメージですが、ノロウィルスの場合、感染者の吐物、糞便からの飛沫感染です。
感染者のそれらには多くのノロウィルスが含まれており、十分に注意が必要です。

吐物や糞便時には小さな水滴が一定範囲に飛び散り、傍に居た場合それを吸い込んでしまうことで感染します。
また、吐物や糞便を適切に処理できていない場合、その場に残った残骸の塵が風に運ばれ、衣服に付着したり吸い込んだりしてしまうことがあり、感染することがあるのです。

以上がノロウィルスの主な感染経路です。

身近にノロウィルスに感染している人がいれば、マスクをしたり、消毒をしたり等、十分に対策をして、感染を防ぐように気を付けてくださいね。

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