水は身体に必要不可欠!でもその適量は?
皆さんは夏でも冬でもしっかりと水分補給はされていますか? 水分補給は健康においてとっても重要なポイントの1つです。これを怠ってしまうと色々な症状を引き起こしてしまうことも。
だからと言ってがぶがぶと水を飲めば良いというわけでもありません。1日に必要な水分摂取量を把握して、正しい健康生活を送ってみませんか?
体内の水分不足が引き起こす身体への影響とは?
水と体
人間の身体は6~7割近くを水分が占めていると言われています。
それだけに人間に水分の補給は必要不可欠。欠けてしまえば大きく体内のバランスが崩れてしまいます。
体温が上がった際に血液を循環させ熱を逃がすために汗をかく、体内の老廃物を尿として排出、乾燥により肌から蒸発、酸素や栄養分を送るための血液や体液の生成など、体内に入った水分は使い道が様々です。つまり、それだけ1日に体内で消費される水分は多いということですね。
断食をする際にでも水だけは摂取しなくてはいけないほど、水は重要なものなのです。
水分不足になるとこんな症状が
水分補給を怠っていると色々な症状が引き起こされてしまいます。
特に血液に影響を及ぼすことが多く、水分が不足すると血液がドロドロになってしまいます。そうなると血流が悪くなり、血栓ができてしまうことや、栄養素が体を巡りにくくなってしまいます。
疲労感が抜けない症状や、生活習慣病にかかりやすくなるなどの症状も引き起こされてしまうので、充分に注意が必要です。
水分不足による症状と言えば、熱中症のような脱水症状も怖いですよね。夏場にスポーツをしているときに、汗をかきすぎて急に倒れてしまうなどよくある話です。
このように水分が不足してしまうと身体に悪影響ばかりなので、水分はこまめに補給するようにしましょう。
必要な水分量
人は1日の内、普通に過ごしているだけでも2000ml~2500mlの水分が体内から使用されていると言われています。夏の暑い日や冬の乾燥した日など天候や運動量によって、もちろん差はありますが、尿や汗などの生命活動などで、大体これだけの水分は使用されると考えられています。
そして1日に摂取が必要な水分量は1500ml~2000mlと言われています。これは単純に飲む水だけを換算したものです。これだけでは使用量に対して少し足りないのではないかと思われるかもしれませんが、水分は何も飲む水からだけしか摂取できないものではありません。
日々の食事の中からでも多少の水分は摂取されています。献立によってはあまり摂取できないこともありますが、野菜や果物には大量の水分が含まれていますので、それらを食べるだけでも500ml程度は摂取できると言われています。
コップ一杯が大体200ml前後とされていますから、1日に7~8杯は最低でも飲んでおきたいですね。ペットボトルで水を良く飲む方であれば、3~4本は飲んでおきたいところです。
しかし、必要だからといって一気に水分を摂取してしまうことは、身体に良くないのでやめておきましょう。
水分を1度に大量に摂取しても身体が吸収しきれず、結局大して機能もしないまま尿となって排出されてしまうので、あまり意味がありません。
こういった理由があるのでよく、「こまめに水を摂取しましょう」とアナウンスされているわけですね。
水分補給の豆知識
余談ではありますが、実は寝ている間は体温が上昇しているわけではありません。夜中に暑くて起きてしまうということがありがちなので、睡眠中は体温が上昇していると勘違いしやすいですが、実はそうではありません。
正確には寝ている間は体温を低下させています。その際に体内の熱を体外に排出しようとするため、暑く感じてしまうのです。これが寝ている間の体温の秘密です。
人間は寝ている間、たくさんの汗をかきますので、寝起きは水分が不足しがちで、血液がドロドロとしています。ですので、朝は起きたらまず1杯の水を飲むことが大事と言われています。これだけで寝起きの気分というものは大きく変わるとされていますので、皆さんも試してみて下さいね。